2010年9月10日金曜日

CentOS 5.5でGFS2を利用する

前回の記事で2台構成でクラスタサービスを起動しました。

今回は、iSCSIで提供されているディスクをGFSとして利用するための設定を行います。
iSCSIディスクの設定方法は、このあたりの記事を参照してください。

OSS EXPO - CentOS5.5でiscsi targetの設定
OSS EXPO - CentOS5.5でiscsi initiatorの設定

iSCSIディスクをgfs2形式にフォーマットします。

# /sbin/mkfs -t gfs2 -p lock_dlm -t samba:gfs01 -j 8 /dev/sda1
This will destroy any data on /dev/sda1.

Are you sure you want to proceed? [y/n] y
Device:                    /dev/sda1
Blocksize:                 4096
Device Size                29.53 GB (7741436 blocks)
Filesystem Size:           29.53 GB (7741436 blocks)
Journals:                  8
Resource Groups:           119
Locking Protocol:          "lock_dlm"
Lock Table:                "samba:gfs01"
UUID:                      6AE99ED2-B077-F77B-1CB3-6D9E55DD7E74


-pオプションはロック形式として、「lock_dlm」を指定します。
-tオプションはロックテーブル名として、「クラスタ名:ファイルシステム名」を指定します。クラスタ名は、cluster.confに指定したクラスタ名と一致しなければなりません。ファイルシステム名が16文字以内で他のファイルシステムと重複しない名前を指定します。
-jオプションはジャーナル数を指定し、クラスタを構成するサーバー数以上の数値を指定する必要があります。

ファイルシステムが作成されたら、mountします。
# mount /dev/sda1 /opt/gfs2

2台目のノードでも同様にマウントしますが、作成したパーティション(/dev/sda1)を認識していない場合は、いったん、iscsiサービスを再起動します。
# /sbin/service iscsi restart
# mount /dev/sda1 /opt/gfs2

両ノードの/etc/fstabに以下の設定でGFS2のデバイスを追記します。
/dev/sda1        /opt/gfs2        gfs2    _netdev    0 0

今回の環境では、ディスクとしてiscsiを利用しているため、ネットワーク起動後にマウントする必要があるため、「_netdev」を指定しています。

両ノードのgfs2サービスを起動します。
# /sbin/service gfs2 start
GFS2 ファイルシステムをマウント中:                         [  OK  ]

自動起動の設定として、cman、gfs2を有効にしておきます。
# /sbin/chkconfig cman on
# /sbin/chkconfig gfs2 on

以上でGFS2を利用する準備が完了です。

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