Windows上でLinuxを利用する際に、VirtualBoxのゲストOSとしてUbuntu14.04をインストールし、シームレスモードで動作させると、WindowsとUbunutの両方の利用に便利になる。
Ubuntu14.04をシームレスモードで利用するには、いくつかポイントがある。
1. Virtual BoxのGuest Additionsをインストールする
デスクトップ画面にログイン後、Virtual Boxのメニューから「デバイス」-「Guest AdditionsのCDイメージを挿入」を選択すると、ウィンドが立ち上がり、Guest Additionsのインストールが行われる。
インストールが完了したら、いったんログアウトし、再ログインしておく。
2. デスクトップをUnityから、Gnome ClassicのMetacityに変更する
Guest Additionsの適用が完了すると、Virtual Boxのシームレスモードを利用可能となるが、Ubuntu14.04のデフォルト状態では、メニューバーやウィンドウが表示されないため、そのままシームレスモードで利用することができない。
そこで、デスクトップをUnityからMetacityに変更する。
$ sudo apt-get install synaptic
$ sudo synaptic
synapticの検索メニューで、gnome-session-flashbackを検索し、
gnome-session-flashbackとgnome-session-fallbackをインストールする。
インストール後、いったんログアウトすると、ログイン画面のユーザー名の横の丸いアイコンで、デスクトップを選択可能となる。
ここで、「GNOME Flashback(Metacity)」を選択することで、Gnome Classicでのログインが可能となる。
デスクトップ画面にログインして、「右CTRL+L」をシームレスモードに切り替わることを確認する。
Metacityでは画面の上下にパネルが設定されるが、このパネルへアプレットを追加するなどの設定変更を行いたい場合は、ALTキーを押しながら、右クリックを押すことでメニューが表示される。